ロードバイク:3大コンポーネント、シマノ、カンパニョーロ、スラムそれぞれの魅力やフィーリングの違い
こんにちは本職マイスターです
あなたは自分の愛車のコンポーネントは何を使ってますか?
おそらくシマノですよね。
今回は3大コンポーネントと言われるシマノ、カンパニョーロ、スラムの実際に使ってみてマイスター的に感じたフィーリングの違いや感想をお話していきますね。
いつもの事ですけど、それぞれのコンポーネントの詳しいカタログデーターやスペックは記載しません。(別のサイトでお調べくださいね)
あくまでもいつものマイスターの勝手な思いや感想ですのでご了承ください
- まずはコンポーネントとは
- ロードバイクコンポーネント3大メーカー
- それぞれのメーカーのグレード構成
- シマノのコンポーネントの魅力
- カンパニョーロのコンポーネントの魅力
- スラムのコンポーネントの魅力
- マイスター的使ってきた感想
まずはコンポーネントとは
皆さんご存知かと思いますが一応簡単に説明すると、ロードバイクを構成する重要なパーツの総称です。
- STIレバー
- リアディレイラー
- フロンドディレイラー
- ブレーキ
- クランク
- カセットスプロケット
- チェーン
- ボトムブラケット
(8点セット)
基本的にはこの8点セットになります。
コンポーネントに含まれないパーツはハンドル、ステム、シートポスト、サドル、ホイール、タイヤ、チューブです。
ロードバイクコンポーネント3大メーカー
タイトルの通りで、
- シマノ (現在では世界最大の自転車部品メーカー、当然使用率も一番多い)
(デュラエース)
- カンパニョーロ (ロードコンポーネントとしては最も歴史をもつイタリアメーカー)
(スーパーレコード)
- スラム (ロードコンポーネントでは一番歴史の浅いアメリカメーカー)
(レッド)
それぞれのメーカーのグレード構成
・シマノ(上からハイエンドモデル)
・カンパニョーロ
- スーパーレコード
- レコード
- コーラス
- ポテンツァ
- ベローチェ
・スラム
- レッド
- フォース
- ライバル
- アペックス
その時代によってグレードの増減はあるが2019年現在はこんな感じ。
シマノのコンポーネントの魅力
何といっても世界最大の自転車メーカーで、常に最新を行く安心のジャパンブランド。
当然国内での使用率は一番高くマイスターのお店でもほぼ「90パーセントがシマノユーザー」である。
単品パーツや補修パーツの供給体制、アフターサービスにも優れ旧モデルのパーツを長く生産し続けるなど使用ユーザーにとってはメリットが多い。
高性能、高機能、高品質そして他メーカーに比べるとコストパフォーマンスも高い。
こう書いてると欠点無いな~、そりゃ皆さんが選ぶわけだ!
カンパニョーロのコンポーネントの魅力
コンポーネントメーカーの中では最も歴史があり、ツールド・フランスと共に歩み続けるイタリアンメーカー。
高機能、高性能を追い続けるシマノとは違い、シフトレバーやブレーキのフィーリングといったライダーの「感性を追い求めるブランド」である。(最高かよ!)
それぞれのパーツの素材にもふんだんにカーボンを使用するなど、ひとつひとつの作品としてはとても魅了されてしまう。
使えば使うほど味わいが出てくる。
(カンパは歴史を感じます)
スラムのコンポーネントの魅力
アメリカのコンポーネントメーカーで、ロードコンポーネントを手掛けてからまだ14年ほどの新鋭ブランド。
最大の特徴はダブルタップという変則方式で、ひとつのレバーでシフトアップ、ダウンと操作するシステムがある。
そしてスラムの最大の魅力、ハイエンドモデルのレッドにおいては「3大メーカー随一の軽量性」を誇る。
最近のプロチームへの機材供給に関しても急速にシェアを拡大している。
マイスター的使ってきた感想
ここからはいつものマイスターの言いたい放題。
シマノのコンポーネントはいつ乗ってもストレスフリーでとてもスムーズ。種類も豊富で値段も手ごろ、機材としては最高なんです。
ところが、
なんだか面白くない、味わいがない、見ててもすぐ飽きる、旧モデルになると極端に古臭くなる、無難すぎる、みんなシマノで嫌など、感性的に感じる部分や工芸品としてみると途端に魅力がなくなる。
「本当に使っててもつまらんのでマイスターは今後も絶対使わない」です。
スラムは「シマノよりはマシ」だが個人的にダブルタップレバーが好きになれない。
何回操作してもシフトアップ、ダウンを必ず間違えてしまうので紛らわしいし、ややこしいし、うっとおしい。
例外的にスラムのE-TAPという電動ワイヤレスコンポーネントはダブルタップ方式を採用していないし、ワイヤレス(無線方式)でシフトケーブルが存在しないため、度々フレームを交換する人にとってはとても魅力的なコンポーネントがあっておすすめ。
マイスターは度々フレームを交換する人なので現在オルベアのオルカエアロで使用中。
そしてカンパニョーロのコンポーネントだが日本で使う事を考えると「欠点のほうが目つ」かもしれない。
値段が高い、在庫が少ない、補修部品が高い少ない時間がかかる、アフターサービスが解りにくいなど使うには不安な要素が大変多い。
でも工芸品のような見た目や所有する満足感は抜群で、エルゴパワー(シマノでいうSTIレバー)の握り心地や操作フィーリングは「五感に響くように病みつき」になる。
初めはとても操作感が硬い感じがするが使うにつれなんだか「体に馴染んでくる」し、昔からブレーキのフィーリングはシマノとは比べられないほど良かった。
当然使っていれば慣れて良さも感じなくなるし、シマノのスムーズさに惹かれて浮気する事もあったが、やっぱりすぐにカンパが恋しくなる。
カンパニョーロには使った者にしか解らない魅力があるのは間違いないんです。
まあコンポーネント対する考え方や好みは人それぞれなので皆さんに特におすすめするわけではないですが、もしカンパニョーロに興味があって迷っている人、または「いつかはカンパニョーロ」て思ってる人がいたら必ず使ってみて下さい。
でも必ず欠点も受け入れないと使えるブランドでは無いので、その点は覚悟してくださいね。
「こだわりのカンパニョーロ」
皆さんにも経験して欲しいな!
ではまた!