本職が語るロードバイクの神髄

主にロードバイクに関する情報や見解など、本職の立場や経験で感じた事を勝手にお伝えする本職マイスターのブログ

ロードバイク:魅力と恩恵そして目指すもの!

こんばんは本職マイスターです

 

 

皆さんロードバイクに乗ってますか?

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 マイスターも最近はだんだん乗る頻度が少なくなりましたが、今でもぼちぼちと頑張って乗ってます。

 

以前はレースで速く走る事が最優先だったため、「ただ速く走る事だけを追求しながら毎日毎日走りまくっていた」って感じでしたけど、このごろ以前と少し違う目線でロードバイクと向き合えるようになってきて「しみじみと感じる思い」が有るんです。

 

それは何かって言うと「本当にロードバイクに乗るようになって良かった」って思う事。

 

マイスターはオートバイにも乗るし車も大好きだけど、「ロードバイクの奥深さや何かに取り付かれたかのように魅了される感覚」はちょっと別格でしたね。

 

そこで今回は、かれこれ20数年間ロードバイクと共に人生を歩んできたマイスターが、いま感じるロードバイクの魅力など少しお話していきます。

 

 

 ロードバイクの魅力

・まずは見た目が良い 

 

何といっても「シンプルでカッコよい」これに尽きる。

 

50過ぎのじじいでも素直にそう思える。

 

「仕事でも毎日見て、自宅でも毎日見る」なのに見るたびにカッコよい思う。

f:id:roadmen:20190121233621j:plain(デカい!)

 

特に自分の気に入ったフレームに、惜しみなく拘りのパーツを注ぎ込んだ自分の愛車は何度見てもやっぱりいい。(それ位こだわって組んで欲しいです)

 

ある意味癒し効果あります。

 

多分皆さんもそうですよね!

 

・精神衛生的にも良い

 

そんなお気に入りのマシンで、自分の全身を駆使し「フウフウ、ハアハア」言いながら「シャーー」と風を切り裂いて走りぬけるスピード感、走り終えた後の爽快感や満足感は本当に気持ちがいい。

 

運動が得意とか苦手とかまったく関係ないし、経験した者すべてが味わえる素晴らしさがあります。(ちょっと疲れちゃうけどね)

 

こういった走り終えた後の達成感や満足感で満たされる事は、オートバイや車にはまずありません。ただ疲労感で疲れるだけです。(違った楽しさは当然ありますけど)

 

・その他

 

 あとは「自転車なのにむちゃくちゃ加速が良い」とか、「どこまでも行ける」とか、「酒のつまみになる」とか他にもたくさん魅力はありますけど、特に上記の「カッコ良くて気持ちいい」のはロードバイク特有の魅力」かと思います。

 

ロードバイクに乗る事による恩恵

・健康的でいられる

 これね、ずっと前からいつも感じてる事だけど

 自分の周りには「太った人やお腹の出た人がまったくいない」んです。

 

これって凄くないですか?

 

周りには20代から70代まで沢山の仲間や知人がいますけど「一人も太った人いません」よ。

 

みんな姿勢も良く「シャキッ」としてて健康的に見えます。

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でも世の中のおっさん達って普通にそうじゃないし、中年以降のおっさん達にとって体形を維持していくってのは凄く大変な事でしょ。

 

マイスターは50代なので、たまに同級生たちに合うとやっぱり世の中の普通のおっさん達です。(普通のおっさんが悪い訳じゃないですよ)

 

そうやって考えると自分の周りの仲間達がいかに体形を維持出来ているのかよく解ります。

 

最低限体形が維持できるだけの運動量と食事などのコントロールロードバイクに乗る事で出来てるって事です。

 

しかも短期間ではなく何年もずっと継続できてる方が非常に多いです。

 

お腹が出て体が重くては、気持ちよく走らせれないですから自然に体重や体形を気にするようになりますよね。

 

まあ体形が維持できてれば必ず健康って訳じゃ勿論ないですけど、少なくとも健康的に良い方向に影響を及ぼしているのは間違いないと思います。

 

もうこれだけでロードバイクに乗る価値がありますよね。 

 

ロードバイクを通じて目指すもの 

マイスターの周りには70歳に近いロード乗り(トライアスリートも含む)が何人もいます。

 

いつもピチピチのサイクルウェアに身を包み、スタイリッシュなサングラスに派手なヘルメットを被り大汗を流しながら颯爽とロードバイクに乗ってきます。

 

そんな先輩たちも歳を重ねた今では若者のような体力も当然無いし、体の動きも以前と比べてどことなく違ってきてるのは見てても解ります。

 

ヘルメットやサングラスを取ればやっぱりそれは年相応の姿に見えますよ(人間だからね)

 

でもそれがとてもカッコイイと思うのはマイスターだけですか?

 

自転車乗りだけじゃなく、街中を一生懸命に顔を歪めながらランニングしている年配の方達も沢山見ますけど、いつもマイスターは「カッコイイな頑張れ!」て思いますよ。

 

自分も十分年配ですけどね。

 

若い人たちの中にはもしかしたら「見苦しいからやめとけよ」とか「年寄りが頑張ってんじゃねえよ」とか思ってるかもしれないけど、年は必ず順番に重ねていくし、そんな若者も必ずそんな年がやってくるよ。

 

そして自分がその年になって初めてその時の気持ちが解るよね。

 

マイスターもだんだんそんな先輩たちの今の年齢に近づいていくけど、その先輩たちと同じように「いつも颯爽とカッコよくロードバイクに乗っていたいな」と思う。

 

そしてそんなマイスターを見た後輩たちがまた「オレもあんなおっさんになりたいな」と思ってもらえるように走り続けて行きたいと思う。

 

マイスター的まとめ
  1. 見てて癒される
  2. ストレスも発散できて精神衛生上も良い
  3. もちろん健康にも良い
  4. おっさんになっても体形を維持できる
  5. お金は結構使う

 

今回は簡単に思いついた事を書きましたけど、ロードバイクの楽しさや奥深さはこんなものじゃない。

 

ひとつひとつのパーツにもこだわりや意味があるし、風を仲間を利用した走り方や走らせ方もある。

 

もしこれからロードバイクを始めてみようか悩んでいる人がいたら是非この世界を経験して欲しい。

 

       ロードバイクの神髄が味わえますよ」

 

ではまた!

 

ロードバイク:3大コンポーネント、シマノ、カンパニョーロ、スラムそれぞれの魅力やフィーリングの違い

こんにちは本職マイスターです

 

あなたは自分の愛車のコンポーネントは何を使ってますか?

おそらくシマノですよね。

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今回は3大コンポーネントと言われるシマノ、カンパニョーロ、スラムの実際に使ってみてマイスター的に感じたフィーリングの違いや感想をお話していきますね。

いつもの事ですけど、それぞれのコンポーネントの詳しいカタログデーターやスペックは記載しません。(別のサイトでお調べくださいね)

あくまでもいつものマイスターの勝手な思いや感想ですのでご了承ください

 

 

 まずはコンポーネントとは

 皆さんご存知かと思いますが一応簡単に説明すると、ロードバイクを構成する重要なパーツの総称です。

例えばシマノコンポーネントですと、

  1. STIレバー
  2. リアディレイラー
  3. フロンドディレイラー
  4. ブレーキ
  5. クランク
  6. カセットスプロケット
  7. チェーン
  8. ボトムブラケット

    f:id:roadmen:20190119193855p:plain(8点セット)

基本的にはこの8点セットになります。

コンポーネントに含まれないパーツはハンドル、ステム、シートポスト、サドル、ホイール、タイヤ、チューブです。

 

 ロードバイクコンポーネント3大メーカー

タイトルの通りで、

  1. シマノ     (現在では世界最大の自転車部品メーカー、当然使用率も一番多い)

    f:id:roadmen:20190119193855p:plainデュラエース

  2. カンパニョーロ (ロードコンポーネントとしては最も歴史をもつイタリアメーカー)

    f:id:roadmen:20190119193914p:plain(スーパーレコード)

  3. スラム      (ロードコンポーネントでは一番歴史の浅いアメリカメーカー)

    f:id:roadmen:20190119193935p:plain(レッド)

 

それぞれのメーカーのグレード構成

  シマノ(上からハイエンドモデル)

  1.  デュラエース
  2.  アルテグラ
  3.  105
  4.  ティアグラ
  5.  ソラ
  6.  クラリス

 ・カンパニョーロ

  1. スーパーレコード
  2. レコード
  3. コーラス
  4. ポテンツァ
  5. ベローチェ

 ・スラム

  1. レッド
  2. フォース
  3. ライバル
  4. アペックス

その時代によってグレードの増減はあるが2019年現在はこんな感じ。

 

  シマノコンポーネントの魅力

何といっても世界最大の自転車メーカーで、常に最新を行く安心のジャパンブランド。

当然国内での使用率は一番高くマイスターのお店でもほぼ「90パーセントがシマノユーザー」である。

単品パーツや補修パーツの供給体制、アフターサービスにも優れ旧モデルのパーツを長く生産し続けるなど使用ユーザーにとってはメリットが多い

高性能、高機能、高品質そして他メーカーに比べるとコストパフォーマンスも高い。

こう書いてると欠点無いな~、そりゃ皆さんが選ぶわけだ!

 

カンパニョーロのコンポーネントの魅力

コンポーネントメーカーの中では最も歴史があり、ツールド・フランスと共に歩み続けるイタリアンメーカー。

高機能、高性能を追い続けるシマノとは違い、シフトレバーやブレーキのフィーリングといったライダーの「感性を追い求めるブランド」である。(最高かよ!)

それぞれのパーツの素材にもふんだんにカーボンを使用するなど、ひとつひとつの作品としてはとても魅了されてしまう。

使えば使うほど味わいが出てくる。

f:id:roadmen:20190119194130p:plain(カンパは歴史を感じます)

 

 スラムのコンポーネントの魅力

アメリカのコンポーネントメーカーで、ロードコンポーネントを手掛けてからまだ14年ほどの新鋭ブランド

最大の特徴はダブルタップという変則方式で、ひとつのレバーでシフトアップ、ダウンと操作するシステムがある。

そしてスラムの最大の魅力、ハイエンドモデルのレッドにおいては「3大メーカー随一の軽量性」を誇る。

最近のプロチームへの機材供給に関しても急速にシェアを拡大している。 

 

 マイスター的使ってきた感想

ここからはいつものマイスターの言いたい放題。

 シマノコンポーネントはいつ乗ってもストレスフリーでとてもスムーズ。種類も豊富で値段も手ごろ、機材としては最高なんです。

ところが、

なんだか面白くない、味わいがない、見ててもすぐ飽きる、旧モデルになると極端に古臭くなる、無難すぎる、みんなシマノで嫌など、感性的に感じる部分や工芸品としてみると途端に魅力がなくなる。

「本当に使っててもつまらんのでマイスターは今後も絶対使わない」です。

 

スラムシマノよりはマシ」だが個人的にダブルタップレバーが好きになれない

何回操作してもシフトアップ、ダウンを必ず間違えてしまうので紛らわしいし、ややこしいし、うっとおしい。

例外的にスラムのE-TAPという電動ワイヤレスコンポーネントはダブルタップ方式を採用していないし、ワイヤレス(無線方式)でシフトケーブルが存在しないため、度々フレームを交換する人にとってはとても魅力的なコンポーネントがあっておすすめ。

 

マイスターは度々フレームを交換する人なので現在オルベアのオルカエアロで使用中。

 

そしてカンパニョーロコンポーネントだが日本で使う事を考えると「欠点のほうが目つ」かもしれない。

値段が高い、在庫が少ない、補修部品が高い少ない時間がかかる、アフターサービスが解りにくいなど使うには不安な要素が大変多い。

でも工芸品のような見た目や所有する満足感は抜群で、エルゴパワー(シマノでいうSTIレバー)の握り心地や操作フィーリングは「五感に響くように病みつき」になる。

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初めはとても操作感が硬い感じがするが使うにつれなんだか「体に馴染んでくる」し、昔からブレーキのフィーリングはシマノとは比べられないほど良かった。

当然使っていれば慣れて良さも感じなくなるし、シマノのスムーズさに惹かれて浮気する事もあったが、やっぱりすぐにカンパが恋しくなる

カンパニョーロには使った者にしか解らない魅力があるのは間違いないんです。

まあコンポーネント対する考え方や好みは人それぞれなので皆さんに特におすすめするわけではないですが、もしカンパニョーロに興味があって迷っている人、または「いつかはカンパニョーロ」て思ってる人がいたら必ず使ってみて下さい。

でも必ず欠点も受け入れないと使えるブランドでは無いので、その点は覚悟してくださいね。

     「こだわりのカンパニョーロ」

皆さんにも経験して欲しいな!

 

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ではまた!

  

ロードバイク:あなたに合うサドルの選び方そして諦め方

こんにちは本職マイスターです

 

あなたは今の自分のサドルに満足していますか?

 

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ロードバイク歴も長くなってきて、すでにサドル沼にハマった経験のある方や、今まさにハマっている最中の方はサドル選びの難しさってもう知っていますよね。

  それ以外のほとんどの方は満足して使っているというよりも「特に可もなく不可もないのでそのまま使っている」って感じの方が多いと思います。 

 ロードバイクに乗り始めた頃は、ほとんどの方がお尻に(股)痛みを感じたはずですし、マイスター自身も例に漏れず購入して数週間でショップに走った記憶があります。(今では懐かしい思い出だな~)

 そこで今回は「あなたに合ったサドル選び?」についてまた勝手なお話をさせて頂きますので参考になればしてくださいね。

 

 

主なロードバイク向けのサドルメーカー 

・セライタリア  

何と言っても代表的な老舗ブランド。

種類が多く比較的レーサー向けのサドルが多い。

昔から?「サドル選びに迷ったらセライタリア(SLR)のサドルを使え」と言われるほどの信頼のブランド。

 

・サンマルコ  

セライタリアと肩を並べる老舗ブランド。

こちらもレーサー向けのサドルが多いうえ、全体的な種類はセライタリアを上回る。コンコールやリーガルといった名作も多い。

 

・セラSMP    

特徴的な形のマニア向けのレーサーブランド。

座面が湾曲していて一見「こんなものに乗れるのか?」と思うような奇抜な形状をしているが、これを使い続けて慣れてしまうと「これじゃないと頼りない」と思えるほどバケットシート並みのホールド感、フィット感がある。それ故にマニアが多い。

f:id:roadmen:20190118123624j:plain(かなり使い込まれてますよ)

 

・プロロゴ

デザインが全体的にハデな印象の比較的新しいブランドだが、種類も豊富で座面に滑り止めの工夫をしているサドルが多い。最近では複数のプロチームが使用する

 

・フィジー

こちらも比較的新しいブランドで年々種類も増えて来てはいるが、特に特徴は見当たらない印象だがファンは多い。

など

 

他にもスペシャライズドボントレガー(トレック)などフレームメーカーが販売しているサドルブランドやブルックスといった革製のクラシカルなサドルを揃える有名高級ブランドもある。 

 

主なサドルの種類、タイプ

 分類が難しいがここはザックリと、

 ・一般的なサドル     (ロードバイククロスバイクに標準装着タイプ)

トライアスロンタイプ  (トライアスロン用の前乗り向きショートタイプ)

・クラシックタイプ    (革製や皮風のクラシカルなタイプ)

・ウーマンタイプ     (女性用のやや幅広なタイプ)

など。

 チョー適当だな。

 

 ・選び方の傾向

 サイクリングやのんびりロングライドが中心の方や、クロスバイクエンデュランスロードのような比較的アップライトなポジションで乗られる方は、サドルへの荷重も増えるので「座面の幅が広くクッション性の良いサドル」のほうが快適な傾向が多いです。

 一方レースやイベント中心の負荷も前傾も強い乗り方のシリアスライダーは、ダンシングも多くサドルへの荷重も少ないので、「細身で軽量、クッション性は二の次のダイレクトな乗り心地」のサドルを選んだほうが良いです。

 

サドル選びの難しさ

 見た目での判断は大変難しく、経験の長いベテランライダーでも自分に合ったサドルを見分ける事は難しいと思います。

 体格的にも座骨の広さや柔軟性の違いだったり、ポジションによる前傾度の違い、前乗り後ろ乗りの傾向などによって大きく好みが違ってきますから。

 これらの答えを出すには実際に乗るより方法はないです。いや乗ってもすぐには解らないかもしれないな。 

 

 マイスター的おすすめサドル

 おすすめと言っても正直なところ、あなたにピッタリ合うか合わないかなんてやっぱり他人には解りませんよ。(オイッ!)

 でももしあなたが割と頑張って走っちゃう人なら是非「セライタリアのSLRシリーズ」の、中でもハイグレードな「SLRキットカーボニオもしくはTEAM」辺りを使ってみて下さい。

 マイスターも随分と昔から色々なサドルを使ってきました。

( 使用してきたサドルの一例)

セライタリアではSLRにフライト、

セラサンマルコではアスピデに新旧のコンコール、エラ、マンタ

プロロゴではNAGO、スクラッチ、TRI

フィジークではアリオネ、アリアンテ

セラSMPではフォーマ、クロノ、コンポジット、エヴォリューション、ダイナミック

その他ではROTORのサドル、タイオガのサドルなど

 多分思い出せないけどもっとあるはず。

 でっ、今使用しているのは「セライタリアのSLRキットカルボニオ」やっぱりこれが一番の「おすすめ一押しサドルです」。

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マイスターの周りでもSLRを使っている人が一番多いし、たまに他のサドルに浮気してるけど最終的にはまたコレに戻っています

 形も本当に薄くてカッコイイし超軽量、そして見る人がみれば通だと解るサドルですよ。

 

 マイスター的勝手な まとめ

  ロードバイクはカッコイイ乗り物だからカッコイイサドルを着けてほしい

ロードバイクトライアスロン用のような変テコな分厚いサドルはやめてほしい。

・乗り込まずして痛くならないサドルは無い。

・ある程度サドルにお尻を合わせよう。

・今は流行りのショートノーズタイプのサドルも個人的はあまり好きじゃない

 

なんか結局最後はまたマイスターの勝手なお話になってしまいましたが、

ご勘弁ください。

 

 とりあえず軽量でカッコイイサドルを着けて後はお尻が慣れるまで頑張って乗ってください。

 あと一つ最後に言わせて下さい。

 

「サドルはできれば水平に着けて下さいね、前上がりや前下がりはかっこ悪いから」

 

ではまた!

はじめてのロードバイク:購入時の選び方や考え方!初心者編

こんにちは本職マイスターです 

 

あなたはロードバイクを初めて購入するとき、なにをどう選んだら良いのか解りましたか?

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マイスターは本職なんでいつも初心者の方から「ロードバイク初めて買おうかと思うんですけど、どうやって選べばいいんですか?」って必ず聞かれます。

 

そこで今回は初めてロードバイクを購入するときの選び方について、また自分勝手にお話したいと思います。

 

もし現在もお悩み中の方がいましたら一応参考にしてくださいね。 

 

 

初心者向けのエントリーモデルとは

メーカーは様々ですが一般的にエントリーモデルとは、フレームの素材にアルミを使用したアルミフレームのロードバイクの事をいいいます。

 

価格も一流メーカーの完成車で大体10万円前後から20万前後までですね。

 

装着されているコンポーネントというパーツの構成で価格が変わってきます。

 

装着されているパーツはシマノ製がほとんどで低価格な順に、

 

・SORA仕様(9速)

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・TIAGRA仕様(10速)

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・105仕様(11速)

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と大体ここまでですね。

 

パッと見ではどれも一緒なんですねコレが。 

 

エントリーモデルのタイプ

ロードバイクと似たような形で分類すると、

 

ロードバイク   一般的なロードバイク

・クロモリロード  クロモリフレームを採用したロード

グラベルロード  ダートな路面も走れるように太いタイヤを履いたロード

シクロクロス   シクロクロスという完全にオフロードに特化したモデル 

 

マイスターのおすすめタイプ

やはり初めは一般的なロードバイクが一番おすすめです。

f:id:roadmen:20190116141557j:plainコルナゴ A1-R)

サイクリング、イベントやレースの参加、通勤や通学などロードバイク一台あればすべてカバーでき楽しめます。

 

もし初めから使い方が通勤や通学に限定されている場合は、シクロクロスグラベルロードも候補に入ってきます。

 

このタイプはタイヤもロードバイクに比べ、かなり太目のタイヤが装着されているので、歩道に乗り上げたり大きな段差を走ったりしても、比較的安定して走れパンクのリスクも大幅に少なくなります。

 

ただデメリットとしましては路面の転がり抵抗も大きく重量も重いため、スピードに乗りにくくやや巡行スピードも落ちてしまうところです。

 

シクロクロスグラベルロードをはじめに買ってしまって、街中を軽快に走るロードを横目に見ると「自分もあんな風に軽快に走りたい」という気持ちが出てきてしまいます。

 

やはりすべてはこの「ロードバイク」から始まります。 

 

絶対におすすめしない粗悪車

よくアマゾンなどでも売られている39800円とか49800とかのロードバイクが有りますよね。あれほんと最悪で「乗る事が前提で作られてない」としか思えないほど酷い自転車です。

 

マイスターのところにもよく「ネットで買ったので調整して貰えますか」って依頼があります。

 

仕事の依頼なんで、ネットや他店で買った自転車でもマイスター的には全然やらせて貰いますけど、この手の自転車はもう何ともなりません。

 

装着されているパーツがもう粗悪パーツばかりで、調整とかで何とかなる問題ではなく根本的にやり直さないとまともに走れない代物です。

 

触れば触るほど気分が悪くなるので正直触りたくない。

 

「安かろう悪かろう」の見本のような商品で「身の安全を確保するなら絶対買わないように 

 

マイスター的おすすめのロードバイク

マイスター的にはプロのレースで選手に供給されているような有名な「自転車メーカー」のものであればいう事無いしもうそれでOKです。

 

装着されているパーツはやはり11速の「105仕様」が一番理想ですが、予算がなければTIAGRAやSORAでも十分使えます。

 

上位グレードのパーツが付いていても基本速さは変わらないです。

 

あとは自分の予算の範囲で一番気に入ったデザインや形状のロードバイクを選べば、もうそれで当分幸せに楽しめます

 

あと少しくらいの予算オーバーであれば気に入ったロードバイクを無理してでも買いましょう、「もう見てるだけで幸せになりますから!」

 

まとめ

・初めはアルミフレームでも十分(予算があればカーボンフレームがおすすめ)

コンポーネントは105が理想だが予算がなければ下位グレードでもOK

・純粋なロードバイクを選択しよう

・絶対に「無名のなんちゃって安物ロード」は買ってはいけない(身の安全が保障出来ない)

・選手も使用する有名メーカーのロードバイクであれば何でも問題ない

・デザインや形状を最優先に選択しよう

豊富な経験や知識があるスタッフのいる専門店で購入しよう

 

まとめの最後の「経験や知識が豊富なスタッフのいる専門店で購入しよう」ですが、これはとても重要です。

 

教育された知識しか無いような量販店の店員に相談しても、その辺にある物を適当にすすめられたという話しか聞いた事がないし、頼りない印象を受けた方が多いです。

 

専門店のスタッフの方はマイスターの知る限り、スポーツサイクルが大好きでレースやイベントにも参加しているスタッフが多いですMTB乗りやトライアスリートも多い)

 

また自分なり追及している、購入後のトラブルやグレードアップの相談などでも、豊富な経験や知識をもとに良いアドバイスが貰えるはずです。

 

結局は購入する際に一番何が重要かと言うと、まずは「専門店でとりあえず相談する」という事です。

 

これで大きな失敗はなくなります。

 

専門店は少し敷居も高くて入りにくいお店も沢山ありますが「どのお店も皆さんのような新しいサイクリストを心よりお待ちしているはず」です。

 

勇気をだして突入して下さいね。

 

そして最終的に判断して選ぶのは皆さんなんですから。

 

良いロードバイクに出会えるといいですね。

 

ではまた!

 

ロードバイク:フレームのお話、剛性による乗り味やフィーリングの違い!

こんにちは本職マイスターです

 

あなたはロードバイクのフレームが「それぞれ乗り味やフィーリングが違う」のって知ってますか?

 

 まあほとんどの方が基本的に自分のロードバイクにしか乗ることが無いので、

「そりゃ~形状やメーカーが違えばフィーリングも多少違うんだろうな~」

っていうくらいの感じですよね。

でも実は「全然違います!」よ。

マイスターも始めた頃はもうず~っと「どうなんだろう?」って疑問に感じてました。

そんなところを今回も本職目線で自分勝手にお話させて頂きます。

 

ロードバイクのフレームとは 

フレームとはロードバイクを構成するメインのパーツで、いわゆる骨格の部分です。

その骨格をもとにハンドルやホイールなどの様々なパーツを組み上げる事によって一台のロードバイクが完成します。

一般的にはフレームとフロントフォークとをセットしたものをフレームと呼ぶことが多いですが(「そろそろフレーム交換したいな~」とか言う場合ね)、正確にはフレームとフォークをセットしたものを「フレームセット」と呼びます。

f:id:roadmen:20190114001635j:plain(カーボンのフレームセット)

そしてそれぞれのロードバイク「乗り味やフィーリング」は、このフレームというパーツが大きく左右し「ほぼ決定付けてしまうとても重要な役割を持つパーツ」なんです。

 

  ロードバイクのフレームの種類 

・クロモリフレーム (乗り心地が独特でクラシカルな雰囲気、重量が重い)

・アルミフレーム  (レースでも使え割と安価で軽量、エントリーモデルが多い)

・カーボンフレーム (現在の主流で超軽量で高性能だが高額なものが多い)

・チタンフレーム  (これも乗り味が独特だがマニアックで超高額)

など

読んで字のごとく主に「素材の違い」が大きいです。

少し詳しく言うと特殊なスカンジウムフレーム、ステンレスフレーム、マグネシウムフレームなどや、過去にはアルミとカーボンを場所によって使い分けたハイブリッドなフレームも有りました。 

f:id:roadmen:20190114114520j:plain(細身でクラシックなクロモリフレーム)

 

ロードバイクのフレームによる用途の種類 

・サイクリング用 (アップライトで楽なポジションが作れる、衝撃吸収性が良い)

・レース用    (前傾の強い攻撃的なポジションが作れる、硬く反応が良い)

など

各メーカーごとに大体は上記の2種類がラインナップされていますが、実際にはサイクリング用でレースに出ている方も大勢いますし、レース用でサイクリングしか走らない方も大勢います。

まあ「サイクリングとレースどちらに向いているか」って感じですかね。

 

ロードバイクのフレーム剛性ってなに?

ロード乗りの間でよく耳にする「剛性」というキーワード

よく自転車メーカーが「ニューモデルはBB周りの剛性が旧型に比べ10%アップ」とか書いてあるやつです。

剛性って一体何なんでしょうか?

簡単に言うと「外から力が加わった時のフレームのねじれや曲がり」の事です。

ザックリ説明するとロードバイクの場合、走らせる為に左右のペダルを力強く交互に踏み込んだ(回す)時のフレームの歪みの度合いです。

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フレーム剛性による乗り味やフィーリングの違い 

BB周りの剛性が高いとペダルを踏み込んだ時の「BB付近の歪み」が少ない為、「硬い物をダイレクトに踏んでいる感じ」がします。

踏み込んだ時のフレームの逃げ(歪み)も少ないため、脚に反発を大きく感じ重いギヤを踏みにくくなり軽めのギヤを自然に選択することが多くなります。

結果剛性が高いものはどちらかというと、「乗り味が硬め」で脚への負担も大きいため長距離を走ると「疲れやすく手強いフィーリング」を感じる人が多いようです。

逆にBB周りの剛性が低いと感じ方も全く逆で、踏み込んだ時の逃げも大きいため比較的重いギヤが踏みやすくなり、重めのギヤをリズムよく回すことが出来ます。

結果剛性が低いものは、「乗り味も柔らかめ」で脚への負担も軽いため、長距離でも「疲れにくく優しいフィーリング」を感じる傾向があります。

ただ感じ方には個人差があり誰にでも当てはまるものではありませんが、

マイスター自身の経験上も、何台乗り換えても感じる事は全く上記のフィーリングといつも同じでした。

ロードバイクの乗り味やフィーリングというのは実際にはフレーム剛性だけでなく、ホイールやハンドルといった各パーツによっても割と違いが出てきます。

f:id:roadmen:20190114114906j:plain(BB周り)

 

フレーム選びの難しさ 

フレームの形や重量が違うのはメーカーのカタログやネットで調べれば誰にでも解りますよね。

でもフレームの剛性感って「実際に乗ってみないと」やっぱり解らないんです。

仮に試乗などでおおよそ剛性感が解ったとしても、「自分にとって剛性の高いフレームが合うのか合わないのか」なんて大体の方は解らないんですよね。

これはロード歴の長い上級者の方であっても、色々なロードを乗った経験が無ければ一緒です。

それに皆さんも「自分に何が合うのかなんて解らない」って事をよく理解しているので、結局は「合うか合わないか」ではなく、「硬めが乗りたいのか柔らかめに乗りたいのか」で選択するしかないんです。

まあフレームなんてどんなフレームに乗り換えても当たり前に乗れるし「40キロのスピードが出せていたのにフレーム変えたら35キロしか出せなくなった」ってこともほとんど聞いたことはないです。

でも「40キロ巡行出来ていたのに38キロしか巡行出来なくなった」ってことは周りでもちょくちょくあるんです。

「それはその人のペダリングの特性がフレームの特性とマッチしなくなってしまったんです」

でもマッチしなくなったからといって自分のペダリングの特性に合うまで、「ころころとフレームを交換する」ことなんてできないですよね、だから「フレームの特性に合わせて自分のペダリングを変えていく努力をする」ことになるんです。

まあ正直それである程度はまた走れるようにはなりますけどね。

いまでもマイスターの周りにはフレームを変えてからかなり苦しんでる人が実際にいます。

フレーム選びって本当に怖くて難しいんです。

 

マイスター的なまとめ

・フレームはそれぞれ乗り味やフィーリングが全然違う。

・フレームとはロードバイクのメインパーツでそのマシンの性格や乗り味をほぼ決定づ      ける。

・フレーム剛性とは力強くペダリングした時に発生するフレームの歪みの度合い。

・フレーム剛性によって「硬くてダイレクト」な乗り味や「柔らかくてマイルド」な乗り味などフィーリングの違いがある。

乗り換えて失敗する場合がある、逆に大成功で走力アップも勿論ある

 

いろいろ書きましたがね、やっぱり「乗り換えるとモチベーションも上がるし楽しい」です。

それに良くも悪くもガラッとフィーリングが変わるので、また色んな「チャレンジ」も出来ますし、「自分のポテンシャルの新たな発見」も必ずあります。

フレームによって走らせかたもまた違ってきますしポジションも変わります。

 

是非皆さんもフレームを変えるときには簡単に考えないで、この記事を少しでも参考にして頂いて慎重に悩み、そして大いに楽しんでくださいね。

ではまた!

ロードバイクにディスクブレーキって必要なの?メリット・デメリット

こんにちは本職マイスターです

 

あなたはロードバイクのディスクブレーキ化ってどう思いますか?

必要有ると思いますか?無いと思いますか?

 

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とりあえずカッコイイなS5は

 

今回は最近ロード乗りの間で話題のロードバイクのディスク化について本職の立場からお話していきます。

まあほとんどが愚痴なんですけどね、いつもの事なんでどうかご勘弁ください。

あと初めに言わせて貰いますが、ワイヤーを使った機械式のロードディスクは

使う価値ないですよ

何回触っても何一つ良さが解りません。

 

今回はすべて油圧ブレーキのロードディスクを対象にしたお話です。

 

結論から言っちゃうと「使いたくない」

 

 

 ここ最近のロードバイクの進化の流れ

 

かれこれ20年ほど前まではロードバイクの骨格であるフレームの素材には金属のアルミニウムが使用された「アルミフレーム」が主流でした。

 現在でも世界最高峰のロードレースといわれる「ツールド・フランス」において、当時のトッププロたちもすべてアルミフレームのロードバイクを使用していました。(アルミニウムにも色々と種類があります)

 しかしそれから数年の後、素材にカーボンが使用された「カーボンフレーム」が開発されレースの世界や市場に登場いたしました。

カーボンを素材にしたフレームは軽量で振動吸収性にすぐれるなど、より高性能なマシンを作ることが出来た為、たちまちカーボンバイクが主流へと変わっていきました。

 

それからわずか数年の間に

 カーボンフレーム➜超軽量フレーム➜エアロフレーム

と急速に進化していき同時にロードバイクブームの波も押し寄せました。

ここまでは誰もが納得できる正常進化でしたね。

この頃は毎年毎年、とても魅力的なニューモデルが続々と投入され業界も盛り上がっていました。 

 ロードバイクのブレーキの種類

一般的には現在も主流のキャリパーブレーキ

その問題のディスクブレーキの2種類です

f:id:roadmen:20190112135308j:plainキャリパーブレーキ

f:id:roadmen:20190112140226j:plain(ディスクブレーキ)

ディスクブレーキのメリット・デメリット

(機械式のディスクブレーキは問題外)

メリット

・制動力が強い(油圧式の場合のみ)

・ブレーキのタッチ、フィーリングが良い(油圧式の場合のみ)

・コントロールがしやすい(油圧式の場合のみ)

・制動力が天候に左右されない(雨の日も制動力があまり落ちない)

など

デメリット

・構成パーツ的に重量が重たくなる

・ホイールの着脱がやりにくくなる

・素人ではメンテナンスが難しい

・ブレーキの音鳴りがしやすい

など

 

キャリパーブレーキのメリット・デメリット

メリット

・構成パーツ的に軽い

・ホイールの着脱が簡単で速い

・素人でもメンテナンスしやすい

など

デメリット

・制動力がやや弱い

・制動力が天候に左右されやすい(雨の日は極端に制動力が落ちる)

・ブレーキ面に砂などが付着しやすい

など

ほんとにザックリですけどこんなイメージです。

なぜロードバイクがディスク化に進んでいるのか?

ここからはマイスターの個人的な見解ですのでご了承くださいませ。

 最後のまとめでもお話しさせてもらいますが、ここ10数年もの間ロードバイクは上記のようにフレームの素材の変化から超軽量そしてエアロ化正常進化してきました。

実際はそれだけでなくBBの規格の変更だったり、ケーブルワイヤーの内装化など細かい変化もありました。

この当時は毎年毎年、とても魅力的なニューモデルが続々と投入されていたので本職としてもほんと乗りたいマシンばかりでした。 

しかしそれ以降まるでネタ切れのように数年間なんの大きな変化も進化も無いんです

 

シマノコンポーネントなどは僅かに形が変わるだけで最近は重量さえも変わりません(新たに買い換える必要はまったく無いね)

ユーザーとしても魅力的な新商品が発売されなければ、高いお金を払ってまで買い換えようとは思いませんよね。

そんな背景も後押しして最近はロードバイクのブームも完全に息を潜めてしまいました。

そこでシ〇ノの打開策がこのロードバイクのディスク化だったんですよアンポンタン

ロードバイクのディスクブレーキの行方

先ほどディスクブレーキのメリットを大まかに書きましたが、これらはマウンテンバイクやシクロクロス車には完全に有利に働きます。

しかしロードバイクに限ってはそうとも言えないんです。

・制動力が強い 

いやいや要りませんね、そんな強力なストッピングパワーは!

ロードバイクの7キロほどの軽い車体に、しかも23Cとか25Cの細いタイヤで、

もし急ブレーキをかけたら確実にタイヤはグリップしませんよね。

特にレースの世界では、ロードバイクMTBほど頻繁に急ブレーキをかけて一瞬にしてスピードを落とすようなシチュエーションや使い方はまずほとんどありません。

詳しいところはシマノに確認した事はありませんが、おそらくロード用のディスクに関しては,そういった事も考慮してどうも制動力を少し落としているようです

だったらデメリットだらけのディスクブレーキは要らないしキャリパーブレーキで充分!

と思うんです。

マイスターは普段もレースもほぼMAVICのエグザリットブレーキのホイールを使用していますが、もうこれがあればディスクブレーキなんて絶対要らないって思えちゃいますよ。

f:id:roadmen:20190112135439j:plain(MAVICのエグザリットブレーキ)

雨でも晴れでもまったく制動力に変化ないし、ブレーキのタッチもフィーリングもすこぶる良いし、おまけに軽量化も出来るし、構造も簡単なのでメンテナンスもしやすい。

進化させるならキャリパーブレーキを更に進化させて欲しかった。(エアロキャリパーブレーキとかね)

まあ他にも言い切れないぐらいの愚痴が沢山あるんですけど、残念ながらロードのディスク化の流れはさらに加速し、ハイエンドモデルはすべてディスクになり、皆さんが使用する愛車もほぼディスクロードへと変わっていくと思います。

本職マイスターの思い&まとめ

・ロード用の機械式ディスクブレーキは使う価値なし。

・今のディスクロードはどう考えてもデメリットの方が多い。

・実際に使っても「これはイイ」と思わない。

・エクザリッドでいい。

最高峰のロードレース「ツールド・フランス」、UCIのディスクブレーキの使用が実質解禁になった2017年にディスクロードを使用した選手はたった「1名」、しかも平坦レースの数レースのみ。

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そして2018年のレースでは数チームがメインバイクとしてディスクロードを使用するまでになったが、それでも山岳レースではパンクした時の対応がすぐに出来ないなどの理由から、旧モデルのキャリパーブレーキのマシンを使用する選手もいました

マイスターが見ていたある山岳ステージでも、3名の選手の逃げが決まってる中、ディスクロードを使用する一人の選手がパンクしてホイールの交換にかなり時間がかかっていたのを見て大きなため息が出た記憶があります。

言うまでもなくその選手は見事に先頭から脱落してました。

個人的にはとても不本意ですが、ロードバイクを愛するみんなにディスクロードを乗って欲しければもっと進化したディスク用コンポーネントにしなければいけない。

フレームもホイールもコンポーネントもすべてディスク専用に変えるのには相当な費用がかかるんです。

ならば誰が使っても「これはロードバイクの正常進化だ」と思える魅力的なものでなければいけないですよ。

魅力的な商品にロード乗りは目がないしお金も使います。

今のままでは誰も飛び付きはしない。

ほとんどのユーザーがここ数年ディスク化を冷静に見てきたように、まだまだ簡単にはキャリパーブレーキの愛車を変える事ができないだろう。

それはいまだに選手もホビーライダーもみんな、ディスクロードの必要性を感じていないからだ

 そんなことで良いのかシマノさん?

誰もが欲しくなるような、そして本職マイスターも大手を振って皆さんにオススメ出来るような

 最良のディスクブレーキシステムをお願いいたします。

 

 ではまた。

 

ロードバイク:ポジションの出し方、悩む事の重要性

こんにちは本職マイスターです

 

  早速ですがあなたはロードバイクのポジションで悩んだりした事ありませんか?

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 (速い人はみんなどこか同じようなフォームになりますね)

 多少なりともほとんどのサイクリストの方があるはずです。

マイスターなんか考えすぎて後ろにでんぐり返るほどいつも悩んでました。 

 今回はそのロードバイクのポジションについてマイスターなりの自分勝手な考えをお話していきますので少しでも参考になれば嬉しいです。 

 あっでも初めに「俺はポジションなんて適当でも充分速く走れるからどうでもいいや」って方とか「そんなポジションなんて面倒くさいし適当に走れればいいや」って方はスルーしてくださいね。 

 そもそもロードバイクのポジションとは 

ロードバイクのポジションとは、そもそもロードバイクというタイプの自転車を走らせるための乗車姿勢です。

もちろんママチャリやほかの乗り物にも乗車姿勢はありますが、ロードバイクのポジションは格別に難しくだからこそみんなが悩むところですよね。

 なぜロードバイクはポジションで悩むのか

 んじゃぁなぜロードバイクは格別にポジションでそんなに悩むの?

ってことになるんですけど、

それは多くのロード乗りの方たちが少しでも速く、そして楽に、さらに安全に走ることを望んでいるからだと思うんですよね。

頼りになるのは自分の体力だけですからね。

マイスターのまわりにもサイクリングしかやらないサイクリストの方が沢山いますけど、やっぱりみんな口を開けば「どうやったら速く走れるようになる?」とか「登りをもっと楽に走れないかな~」とか言ってます。

サイクリストはみんな今よりも余裕なパワーが欲しいんです。

 マイスター自身もつい4、5年ほど前までの10数年もの間、自分の走力の向上を目指して常にポジションを試行錯誤しながらロードに乗っていた経験が嫌ほどあります。

 ロードバイクの基本ポジション

 一応基本はあります。

おおよそはロードバイクを買った時に、ショップの方がまた下を測ったりしながら初めにセットしてくれるポジションです。

あくまでも基本ですけど

 

・一般的にサドル高の場合は、また下の長さx0.875とか0.885とかショップによって多少違いはあります。

 例えばまた下が800ミリならば

      800x0.885=708ミリ

    BBセンター~サドルTOPまで708ミリになります。

  (BBの中心からサドルの約中心の上面までの距離です)

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・ハンドルまでの位置(手の握る所、STIレバー、エルゴパワー)までの場合は、

 

       サドル高の寸法x0.96とか0.97とかです。

  上記の場合ですと708ミリx0.96=679ミリ

    ( サドルの先端から親指の付け根の位置までの距離です)

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・上半身の前傾度の場合はざっくりですけど

  腰の折れ角が初級者が50度~60度

       中級者が40度~50度

       上級者が30度~40度とか言われています。

 

まあこれらはシューズの裏に取り付けてあるクリートの位置だったり、サドルの後退幅とかも大きく関係してきますけど一般的にはこんな感じです。

 ハンドル、ステム、サドルの重要性

 

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これらのパーツは本当に重要です。

ロードバイクを完成車では買われた場合には、元々決まったサイズのハンドルやステム

ついています。

一般的にハンドル幅は400ミリか420ミリ、ステムは100ミリか110ミリが多いです。

いわゆる無難なサイズですね。

でも無難なサイズではダメなんです。

自分の煮詰まったポジションに持っていくには、ハンドル幅の選択やステムの長さの調整は必須になるからです。

サドルの形状や硬さもお尻(股の部分)にはかなりのパワーがかかるのでとても重要な部分で、ハイレベルなライダーやプロの選手の中には、サドルに大きなパワーがかかる事によってレールが折れたり壊れたりするケースもあります。

これらのパーツの適正な選択なくして、最良のポジション」はあり得ないです。

実走行での重要性

 

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最適なポジションはローラー台では絶対に煮詰まらないです!

数年前からBGフィットやBIKEフィット、など色々なフィッテングサービスやシステムが出てきて、各ショップでもとても力を入れて取り組んでいます。

マイスターの場合は人間が偏屈なんで、あんまり重要視してないですけど。

こういったサービスの決められたデーターや統計はどれだけ説得力があるんですかね?

人間工学に基づいたものなのか、トッププロの選手1000人分のポジションを分析したものなのか何なんですかね。

まぁこの辺のフィッテイングに関しての愚痴はまたの機会にお話しするとして、

やっぱりポジションを探るには実走行じゃないとダメです。

長く続く平坦なストレート、様々な勾配の登りや下り、そして様々なシチュエーションのコーナーなど、すべてを安定してパワフルに走れるポジションを見つけるのは実走しか感じ取ることは無理です。

大切なのは実車での人馬一体感でしょ!

トライ&エラーの繰り返し

 何回も何回も、来る日も来る日も走ってポジションを探る。

サドルは上下に前後、ハンドルは上下におくったりしゃくったり、ステムも伸ばしたり縮めたり、やることは満載です。

試しては戻す。また違う事を試しては戻す。と続ける中でだんだん煮詰まってくるものです。

  自分の五感で感じろ

 ポジションは人に決めて貰うものでは無い!

何度も走りながら自分の五感を研ぎ澄ませて自分の体に問いかけよう。

湧き出るように力が出ているのか?踏めて回せているのか?コーナーは怖くないのか?

これらの感覚は他人には解らないと思う。

自分のアンテナを張り巡らせて、「もうちょっとサドルは上げか?」「ハンドルはもうちょい下げか」など自分の体と対話することでポジションが煮詰めよう。

 

結局何が言いたいのか

マイスターなりのポジションを追及するというのは、結局自分の体の能力を最大限に効率よく動かす為に必要な追及だと思うんです。

しかし残念ながらポジションを追及すれば誰よりも速く楽に走れるというものでは無いです。

小学生の運動会でも走るのが速い子も遅い子もいて、速い子のフォームをみればやっぱり速いのが納得できますよね。

同じようにロードバイクに乗る大人でも何もしなくても速い人がいます。

そういう人は決して力(筋力)が有るから速い訳ではなく、自転車を速く走らせる為の体の使い方が元から上手なんです。

「絶対俺の方が力があるな」って思う爪楊枝みたいなヤツに余裕で負けますよ。

足腰の筋肉がムキムキなヤツよりも「俺のほうが速いじゃん」時も有りますよ。

(使える筋肉を増やすのも大事ですけど)

 

 要は速く走らせる為の体の使い方なんです。

 

上手に体が使えるようにする為にポジションを出す。

最終的に比べるのは人より速いか遅いかではなく、

自分の能力の限界付近まで体が使えていればそれでOKだし納得できるはず。

 まとめ 

  ・買った時のままのポジションではダメ、どこか触ってみよう。

・このままのポジションで良いのか疑問に思う事

・基本はあくまでも基本、決してあなたに合ったポジションではなく適当なポジション  だと理解する事。

・フィッテイングシステムなどは「やってみた」程度にしよう。

・ポジションは簡単には絶対出ない、色々身をもって試すしかない。

・重要なのは筋力ではなく体の使い方という事

・変化なければあなたの走力も変化なし。

  

まあ勝手な考えばかりで参考にならないかもしれませんが、

いずれにしても悩みながら探りながら乗るのもとても楽しいですよ。

 

「今度はあれを試してみよう」と思って走りに行くだけでも楽しめます。

 

あなたも何かを少し変えるだけで、明日はいつもの登りが楽に走れるかもしれませんよ!

 

 一度チャレンジしてみて楽しんでくださいね!

 

ではまた!